パソコンの電源を入れてパソコンが操作可能な状態になった画面のことを「デスクトップ」と呼んでいますが、このデスクトップに並んでいる「アイコン」の数、どれくらいありますか?
デスクトップにアイコンがたくさんあるとパソコンの起動が遅くなったり動作が遅くなったりするという話を聞いたことがあるかもしれません。
パソコン教室でも、デスクトップにたくさんのアイコンが並んでいることがあります。
パソコンの操作に慣れてくると、文書を作成したりデジタルカメラやスマホから写真を取り込んだりしますが、操作しやすいから、見つけやすいからとデスクトップにファイルを保存される方がいらっしゃいます。
この記事では、デスクトップにたくさんファイルを置いているとパソコンの起動に時間がかかったり動作が重くなったりするという話について書いています。
デスクトップにファイルを置き過ぎるとパソコンの起動が遅くなったり動作が重くなったりするというのは本当?
デスクトップにはアイコンと呼ばれるものが並んでいます。アイコンには、ソフトやアプリを起動するためのものだったり、パソコン操作に使用するものだったり、WordやExcelなどで作成したファイル、写真やイラストなどの画像ファイルなどがあります。
この中で、デスクトップに並んでいても問題がないもののは、ソフトやアプリを起動するためのアイコンとパソコン操作にあると便利な「PC」「ごみ箱」などのアイコンです。
自分で作成したファイルやデジタルカメラやスマホ、インターネットなどから取り込んだ画像ファイルがデスクトップにたくさんあると起動が遅くなったり動作が重くなったりする
それ以外のアイコン、WordやExcelなどで作成したファイルや写真やイラストなどの画像ファイルのアイコン、ファイルを保存するためのフォルダーのアイコンをデスクトップにたくさん置き過ぎるとパソコンの起動が遅くなったり動作が重くなったりする可能性が高くなります。
デスクトップに保存してあるファイルをドキュメントやピクチャに移動するには
可能であれば、WordやExcelなどで作成したファイルは「ドキュメント」に、写真やイラストなどの画像ファイルは「ピクチャ」に保存するようにして、デスクトップに置かないようにしてもらったほうがパソコンの起動時、動作時の負担を軽くしてあげることができます。
デスクトップにあるWordやExcelなどで作成したファイルや画像ファイルをドキュメントやピクチャに移動するには、ドキュメントまたはピクチャを開き、ウィンドウのサイズを小さくしたり移動したりして、デスクトップに並んでいるファイルのアイコンが見えるようにします。
デスクトップに並んでいるファイルやフォルダーのアイコンにマウスポインタを合わせ、ドキュメントまたはピクチャの画面にドラッグします。
このとき、ドキュメントやピクチャにフォルダーがある場合は、フォルダーのアイコンに重ならないようにドラッグしましょう。
よく使うファイルやフォルダーはデスクトップに置かず「ショートカット」を置くようにする
よく使うファイルやフォルダーはデスクトップにあったほうが探しやすいし操作しやすいのに、ドキュメントやピクチャに保存しなければいけないのは不便だという話を聞くことがあります。
そこで、お勧めしたいのがよく使うファイルやフォルダー本体はドキュメントやピクチャに保存しておき、ファイルやフォルダーの「ショートカット」をデスクトップに置く方法です。
ファイルやフォルダーのショートカットをデスクトップに置くことで、本体はドキュメントやピクチャにあるファイルやフォルダーを手早く開き操作することができるようになります。
よく使うファイルやフォルダーのショートカット(アイコン)を作成するには、作成したいファイルやアイコンの上で右クリック、「ショートカットを作成」をクリックします。
「ショートカットを作成」をクリックすると、ファイル名に「~ショートカット」と表示された、左下に矢印のついたアイコンができます。
この「~ショートカット」と表示された左下に矢印のついたアイコンをデスクトップにドラッグすれば、本体はドキュメントやピクチャに保存されていますが、開くのはデスクトップにあるショートカットアイコンでできるようになります。
この記事では、デスクトップにアイコンがたくさん並んでいるとパソコンの起動が遅くなったり動作が重くなったりするのは本当なのかという点で書いてきました。
デスクトップにたくさんアイコンが並んでいても、「PC」や「ごみ箱」といったパソコン操作に必要なアイコンやソフトやアプリを起動するのに必要なアイコンだけなら問題ありませんが、自分で作った文書や写真、イラストなどの画像ファイルのアイコンがたくさん並んでいるのはよくありません。
可能であれば、自分で作った文書はドキュメントに、写真やイラストなどの画像ファイルなどはピクチャに保存するようにした方がパソコンの起動が遅くなったり動作が重くなったりする可能性が低くなります。
よく使うファイルやフォルダーはファイル本体、フォルダー本体はドキュメントやピクチャに保存し、「ショートカットの作成」で作成したショートカットアイコンをデスクトップに置くと、探す手間が省け、起動や動作に影響が少なくなると思います。