高齢者を対象としたパソコン教室では、ご自身のパソコンを持ち込んでもらって授業を行っています。生徒さんから「今度パソコンを買うとしたらどんなパソコンにするといい?」と質問されることがよくあるので、この記事では、高齢者がパソコンを買うときにどういうところを見るといいのかをまとめてみたいと思います。
高齢者が使うパソコンを買うとき。どこを見て買えばいい?
ずらっと並ぶパソコンの中から自分に合ったパソコンを見つけるのはなかなか骨が折れますね。見た目は同じように見えますが、その性能なりできることなりはパソコンによって違ってきます。また、パソコンを買い替えるのか、それとも初めてパソコンを買うのか、そのパソコンは誰が使うのかによっても見るところは変わってきます。
いくら昔に比べて手に入れやすい価格になったとはいえ、高価であることは間違いありません。できるだけ後悔しないよう、パソコンを選びたいですね。
パソコンの買い替え?それとも初めて買う?
まず、パソコンを買い替えるのか、初めて買うのか。パソコンを買い替えるのであれば、買い替える前のパソコンと同じメーカーのパソコンを購入されたほうがいいと思います。
メーカー製のパソコンにはメーカー独自のソフトがインストールされているので、それらを無意識に使っている可能性があります。違うメーカーのパソコンを買うと今まで使っていたパソコンに入っているソフトがインストールされていなくてやりたいことができなくなったという話をよく耳にします。
その他に年賀状作成ソフトを使って年賀状を印刷していたという人なら、同じ年賀状作成ソフトが入っているかを必ず確認してください。もし、インストールされていなかったらパソコンと一緒に年賀状作成ソフトを購入するようにしてください。
初めてパソコンを買うならメーカーに拘らなくても大丈夫ですが、家族や友達が使っているパソコンと同じメーカーのパソコンを買えば、分からないことがあっても聞くことができるのでお勧めです。
パソコンをどこで使う?場所を決めて測っておこう
初めてパソコンを買う人も買い替えの人も、意外と見落としがちなのがパソコンをどこで使うか、です。ノートパソコンなら食卓の上でも使えるので問題ありませんが、デスクトップ型のパソコンだと置き場所の大きさを必ず測っていくようにしましょう。
パソコンと一緒にプリンターの購入を考えているなら、プリンターの置き場所の大きさも測っておきましょう。
店頭で見ると意外と小さく見えるんですが、家に持ち帰ると収まらない!ということはよくあります。
パソコンを店頭で見るときにチェックしてもらいたいところは?
さあ、いよいよ店頭でパソコンを選ぶときがやってきました。たくさん並んだパソコン、どれも同じに見えるのに価格がバラバラ。この価格の差ってどこにあるんだろう…、そう思いながらひとつひとつパソコンを見ていくうちに疲れてしまうことってありますよね。
パソコンの見た目も大事ですが、やはりパソコンの性能が大事です。性能が足りなければ動きが遅くなりストレスですし、逆に性能が良すぎると宝の持ち腐れにもなりかねません。
性能って言われてもどこを見ればいいのか分からない方のためにチェック項目をまとめると、性能面では
- CPU
- RAM
- HDDかSSDか
- マウスがついているか
ハード面では
- 画面の大きさ
- パソコンの重さ※ノートパソコンの場合
- キーボードの打ちやすさ
- マウスがついているか
- DVDドライブがついているか
- USBポートは3つ以上
ソフト面では
- WordやExcelが入っているか
- 年賀状作成ソフトなどやりたいことができるソフトが入っているか
- ウイルス対策ソフト・セキュリティ対策ソフトが入っているか
です。ひとつずつ見ていきます。