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マウスの操作が苦手で困っている方へ。マウス操作に対する苦手意識はどこからくる?

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高齢者とパソコン

高齢者を対象としたパソコン教室では、初めてパソコンに触れる方もいらっしゃれば、自分なりにパソコンを操作してきたという方もいらっしゃいます。

パソコンの電源の入れ方から始まり、マウスの操作に話が進むと、「うまくいかない」「壊してしまいそうで怖い」という声が聞こえてきます。

この記事では、パソコンを初めて操作する方に向けて、パソコン教室でマウスの操作をお伝えするときによくお話することをまとめておきたいと思います。

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マウスの操作が苦手。マウスに対する苦手意識を持つ方に向けてお話したいこと

マウスは持ち方が大事

初めてマウスを持つ方を見ていると、ボールを投げるときのようにマウスを握っている方が多いんですね。

マウスにはボタンが2つついています。右利きの場合は、マウスの左側のボタンには右手の人差し指、右側のボタンに中指を置き、親指はマウスの左側の側面、薬指と小指はマウスの右側の側面に添えます。

こうやって掴んだ掌でマウスのお尻のあたり(ボタンがついていない方)を優しく包み込む形で持ちましょう。

マウスを動かすときはボタンの上に指を置いたまま

画面上に出ている矢印(マウスポインタ)を目的の場所まで移動させるときは、マウスの左ボタン・右ボタンの上に指を置いたまま移動しましょう。

マウスを動かしている間に間違ってボタンを押してしまいそうと目的の位置にマウスポインタを動かすところまでボタンに指が触れないようにと指を上げた状態で操作する方もいらっしゃいます。

これだと、ボタンのどちらを押すか、目で見て確認して指を乗せ直しているうちにマウスポインタが目的の場所からずれてしまって、ボタンを押したのにいうことをきかないということがよくあります。

マウスのボタンは押したときに動作するのではなく、指で押して指を離したときに動作するようになっているので、それぞれのボタンに指を置いたまま移動、目的の場所にマウスポインタを移動させられたら押し込んで離す、この練習をやってみてください。

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マウスの基本操作は4つ。

マウスの左側のボタンを使う操作は3つ、右側のボタンを使う操作は1つ。

マウスのボタンは2つありますが、それぞれ役割が決まっています。

右利きの場合、人差し指を置くボタンはよく使います。この人差し指を置くボタンをカチッと1回押し込むことを「クリック」、2回素早く押し込むことを「ダブルクリック」と呼んでいます。

また、人差し指を置くボタンを押し込んだまま、マウスを移動させて目的の所で指を離す操作を「ドラッグ&ドロップ」と呼んでいます(通常はドラッグと呼ぶことが多いです)。

そして、中指を置くボタンをカチッと1回押し込むことは「右クリック」と呼んでいます。

マウスの操作は、クリック、ダブルクリック、ドラッグ&ドロップ(ドラッグ)、右クリックの4つになります。

マウスの左側のボタンを使う操作。クリック、ダブルクリック、ドラッグ&ドロップ

ひとつずつ解説していくと、マウスの人差し指を置くボタン、左側のボタンをカチッと押し込む操作「クリック」は画面上にあるいろんなものを「これ」と選択したり、ボタンを押して命令を出したりするのが仕事、ダブルクリックは「開く」のが仕事です。

そして、左側のボタンを押したまま動かす「ドラッグ&ドロップ」は複数のものを一度に選択したり移動させたりするのが仕事です。

マウスの右側のボタンを使う操作。右クリック

それから、マウスの中指を置くボタン、右側のボタンをカチッと押し込む操作「右クリック」は、マウスポインタの先端が合わせられた場所でできる操作がひとまとめになって表示される「ショートカットメニュー」を呼び出すことができます。

マウス操作がうまくいかないときに試してみたいこと

マウス操作の練習にはお絵描きが一番!

マウス操作の練習がしたいという方にお勧めしたいのが「ペイント」というソフトを使ったお絵描きです。ペイントはWindowsのパソコンであれば必ず入っているソフトです。

絵を描くという操作は、手元を見ずにという操作に慣れるのに有効です。わたしが担当するパソコン教室でもマウス操作の練習でお絵描きをしていただいています。

初めは「絵心がない」と乗り気ではありませんが、〇を描いたり色を塗ったりしていくうちに、その楽しさで手元を見ることが少なくなりますので、一度試していただければと思います。

マウス操作がうまくいかないときはマウスやマウスポインタの設定を変えてみる

マウス操作がうまくいかないとき、マウスやマウスポインタの設定が自分に合っていないのかもしれません。

マウスポインタが小さくて見づらいとか、マウスポインタの動きが早過ぎて目が追い付かない、ダブルクリックがうまくいかないなど、マウス操作がうまくいかないときはマウスやマウスポインタの設定を変えてみると良いかもしれません。

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マウス自体が自分に合っていないのかも。市販のマウスを試してみるのもありかも

パソコンを購入するとマウスも同梱されていることがありました。同梱されているマウス自体が自分の手の大きさ、指の長さにあっていないのかもしれません。また、使い続けるうちにマウスが壊れてしまうこともあります。

そんなときは、市販されているマウスを購入してみるのもいいかもしれません。

パソコン関連の機器が陳列されているところにたくさんの大きさの違うマウスが並んでいるのを見たことがあるでしょうか。最近のマウスは、外箱の上からマウスを握ることができるようになっていますので、自分の手の大きさや指の長さに合わせて選ぶことができると思います。

マウスにはケーブルでパソコンと接続するタイプ(有線マウス)とケーブルがないタイプ(無線マウス)があります。さらに無線マウスには、パソコンのUSBスロットに接続機器を挿して使用するタイプのものとBluetoothで接続するタイプのものがあります。

有線マウスは、パソコンのUSBスロットにケーブルを挿しこむだけで使うことができます。

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無線マウスの接続機器を使用するタイプのものも接続機器をUSBスロットに挿しこめば使用することができます。

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Bluetoothマウスの場合は、パソコンがBluetoothに対応している必要があります。Bluetoothに対応したパソコンであれば、マウスの接続ボタンを押してパソコンがマウスを認識できれば使用することができます。

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また、乾電池の分だけマウスが重くなるので選ぶときには注意してくださいね。

マウスの基本操作は、左側のボタンを一回押す「クリック」、左側のボタンを素早く2回押す「ダブルクリック」、左側のボタンを押したままマウスを移動する「ドラッグ」、右側のボタンを押す「右クリック」の4つです。

マウスをがっちりと握ったり、動かすときにボタンから指を離したりすると、うまく操作することができないので、優しく包むようにマウスを持ち、動かすときはボタンから指を乗せたまま操作してもらうと少しは操作しやすくなると思います。

また、マウスやマウスポインタの設定を見直すことで操作しやすくなることもあります。

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