以前、「Microsoft EdgeでPDFファイルを開こうとするとダウンロードするようになった。ダウンロードせずにMicrosoft Edgeで直接PDFファイルを開くことはできないのか」と質問がありましたが、この件に関してはMicrosoft Edgeの設定を変更することで解決できました。
今回いただいた質問は、「パソコンに保存してあるPDFファイルを開くとき、以前は、Adobe Acrobat ReaderというPDFを見るためのソフトが起動したのに、Microsoft Edgeが起動するようになった。Adobe Acrobat Readerで開くようにできないか」というもの。
この記事では、パソコンに保存しているPDFファイルを開くのにMicrosoft EdgeではなくAdobe Acrobat Readerで開くようにする方法について書いています。
パソコンに保存しているPDFファイルがMicrosoft Edgeで開くのはなぜ?
PDFファイルのアイコンを見てみよう
パソコンに保存されているPDFファイルのアイコンを確認してみましょう。パソコンにPDFファイルを開くためのソフトであるAdobe Acrobat Readerがインストールされていなければ左側のアイコン、Adobe Acrobat Readerがインストールされていれば右側のアイコンになります。


PDFファイルを開く既定のソフトがMicrosoft EdgeになっているとAdobe Acrobat Readerで開かない
パソコンにPDFファイルを開くためのソフトがインストールされていないと、左側のアイコン表示になっています。このアイコンをダブルクリックなどしてファイルを開くとMicrosoft Edgeが起動し、PDFファイルが開きます。
Adobe Acrobat Readerがインストールされているにもかかわらず、Microsoft Edgeが起動してくる場合は、PDFファイルを開く既定のソフトやアプリがMicrosoft Edgeになっているためです。
この規定のソフトやアプリをMicrosoft EdgeからAdobe Acrobat Readerに変更すれば、パソコンに保存したPDFファイルをAdobe Acrobat Readerで開くことができるようになります。
また、設定を変えるのはちょっと…という方なら、毎回操作が必要にはなりますが、設定を変えずにAdobe Acrobat Readerで直接開くこともできます。
ここからは、パソコンに保存したファイルをAdobe Acrobat Readerで開く2つの方法をご紹介していきますが、前提としてAdobe Acrobat Readerがパソコンにインストールされていることとします。
パソコンの設定を変えずにPDFファイルをAcrobat Readerで開くには
PDFファイルのアイコンを右クリックし、「プログラムから開く」→「Adobe Acrobat Reader」をクリックすれば、Microsoft EdgeではなくAdobe Acrobat Readerが起動し、PDFファイルを開くことができます。

PDFファイルを開く既定のソフトをAdobe Acrobat Readerに変える
上の方法は、PDFファイルを開くたびに右クリック→プログラムから開くという操作が必要ですが、PDFファイルを開く既定のソフトをAdobe Acrobat Readerに変更すれば、アイコンをダブルクリックするだけでPDFファイルをAdobe Acrobat Readerで開くようにすることができます。
PDFファイルのアイコンにマウスポインタを合わせて右クリック、「プログラムを開く」→「別のプログラムを選択」をクリックすると、「このファイルを開く方法を選んでください。」と出てくるので、常にこのアプリを使って、PDFファイルを開くにチェックをいれ、一覧からAdobe Acrobat ReaderをクリックしてOKをクリックします。

パソコンに保存したPDFファイルを開こうとするとMicrosoft Edgeで開いてくるのは、PDFファイルを開く既定のアプリがMicrosoft Edgeになっているため、でした。
実際のところ、PDFファイルをMicrosoft Edgeで開いてもAdobe Acrobat Readerで開いてもそんなに変わりがありませんし、Microsoft Edgeはパソコンを買った時からインストールされていますが、Adobe Acrobat Readerは自分でダウンロードしてインストールしないと使えません。
Adobe Acrobat Readerに慣れている人なら上の操作でPDFファイルを開くことができますので試していただけばと思います。