Windowsのパソコンでソフトを削除したり、プリンタの設定を変更したりするときに使うのが「コントロールパネル」です。
Windows7のパソコンまでは、スタートボタンをクリックするとメニューの中に「コントロールパネル」があったのですが、Windows10のパソコンだとスタートボタンをクリックしたメニューの中に「コントロールパネル」がありません。
月に2回のパソコン相談会に、「コントロールパネルがなくなった!」と大慌てで男性が飛び込んでこられました。詳細をお聞きすると、Windows10にアップグレードしたらコントロールパネルがなくなったとのこと。
Windows10でコントロールパネルを表示させる方法は?
Windows10はコントロールパネルがぱっとみたところに表示されなくなっただけでちゃんとありますよと声をかけ、一緒に操作してもらうことにしました。
Windows10でコントロールパネルを表示するには、スタートボタンをクリック→ソフトの一覧をスクロールして「Windowsシステムツール」をクリック→「コントロールパネル」をクリックします。
「なんや、あるやんか!!こんなん毎回やってられへんわ!元に戻せんのか?!」
とかなりお怒りです。すぐにコントロールパネルを表示できればいいとのことでしたので、コントロールパネルをスタートメニューにピン留めし、操作がすぐにできることを確認されるとパソコンの電源を切り、会場を後にされました。

Windows10ではコントロールパネルの代わりに「設定」を使うようになった
Windows10ではコントロールパネルの代わりに「設定」(スタートメニューをクリックした左側に表示される歯車のアイコン)を使うようになりました。
Windows10の「設定」はコントロールパネルでよく使う設定がまとめられているので、たいていのことはWindows10の「設定」で行うことができます。
実は今回、相談会に飛び込んでこられた方、なぜこれだけコントロールパネルに拘っていたかというと、パソコンの調子が悪くなるとすぐに「Windowsの復元」をされていたようで。
確かに、パソコンの調子がおかしくなったときに「Windowsの復元」を使うことはありますが、Windowsの復元は”パソコンがおかしくなる前に完全に戻れる”というものではありません。復元ポイント次第ではずいぶん前の状態に戻ってしまうこともあります。
Windows10の復元ポイントを作成するためにはシステムの保護を有効にしておく必要があります。
次に、「システムとセキュリティ」をクリック→「システム」をクリック→画面左側から「システムの保護」をクリックします。
システムのプロパティ画面で「システムの保護」タブをクリックし、「作成」ボタンをクリック
システムの保護画面で適当な名前を入力し、「作成」ボタンをクリックすると「復元ポイントを作成しています」と表示されるのでしばらく待ち、「復元ポイントは正常に作成されました」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリックします。
ちなみに、Windows10の復元ポイントが自動的に作成されるタイミングというのは、ソフトやドライバがインストールされる直前、Windows Updateがインストールされる直前などです。
なお、復元ポイントを作成するようにするには、システムの保護を有効にしておく必要があります。
システムのプロパティ画面で「システムの保護」タブをクリックし、保護したいドライブを選択し、「構成」ボタンをクリックします。
設定の復元にある「システムの保護を有効にする」をクリックしてOKボタンをクリックします。
Windows10にはコントロールパネルがない?!Windows10のコントロールパネルの表示方法
Windows7までと異なり、スタートボタンをクリックしてもスタートメニューにコントロールパネルがなくなったのがWindows8以降。
Windows7までは何をするにもコントロールパネルを開く必要がありましたが、Windows10のスタートボタンをクリックして表示される「設定(歯車のようなボタン)」をクリックして表示する「Windowsの設定」で大方のことはできるようになりました。
ちなみに、コントロールパネルの操作で多いのが
- ソフトのアンインストール
- プリンタの設定
になるかと思いますが、これらはWindows10の設定になると
- ソフトのアンインストール→アプリ
- プリンタの設定→デバイス
にありますので、一度見比べて見てもらえたらと思います。