パソコン相談会の会場に、「パソコンがおかしくなった!」とものすごい勢いで男性が飛び込んでこられました。わたしは別の方に対応していたのですが、スタッフに「コントロールパネルがない!復元できない!元に戻せ!」と叫んでおられます。
元に戻せ?もしかしたらアップグレードか…と聞き耳を立てていると、どうやらWindows7からWindows10へアップグレードされたようで、いつもある場所にコントロールパネルがないから復元できないとおっしゃっているようです。
対応が終わって、その方のところに行って事情を確認すると、やはりWindows7からWindows10へアップグレードしたことでいつもある場所にコントロールパネルがないから復元できないとのこと。
Windows7ではスタートボタンをクリックして出てくる「スタートメニュー」の中に「コントロールパネル」がありましたが、Windows10ではスタートボタンをクリックして出てくる「スタートメニュー」には「コントロールパネル」がありません。
この記事では、Windows10のコントロールパネルの開き方について書いています。
Windows10のコントロールパネルの開き方は?
Windows10でもWindows7と同じようにコントロールパネルはあるのですが、スタートメニューにはなくて別の場所に移動になりました。
Windows10でコントロールパネルを開くには、スタートボタンをクリック、スタートメニューの中から「Windowsシステムツール」を探してクリック、「コントロールパネル」をクリックします。
Windows10でコントロールパネルをスタートメニューに表示するにはどうする?
スタートメニューにコントロールパネルを「ピン留め」する
コントロールパネルが開いたのですが、「こんなめんどくさいやり方せんと、前(Windows7と同じように)と同じようにパッと出せるようにせんか!!」とものすごい剣幕です。
Windows10のスタートメニューには「ピン留め」という機能があります。
コントロールパネルをスタートメニューにピン留めすれば、スタートメニューからWindowsシステムツールと操作せずにクリックだけでコントロールパネルを開くことができます。
スタートメニューにある「コントロールパネル」の文字の上にマウスポインタを合わせて右クリック、「スタートにピン留めする」にマウスポインタを合わせてクリックします。
スタートメニューにコントロールパネルをピン留めすることができました。
スタートボタンをクリックし、コントロールパネルがスタートメニューに追加されたのを確認、クリックすればコントロールパネルが開くことが確認できると、何も言わず会場を後にされました。
Windows10では、スタートメニューをクリックしたスタートメニューの左側にある歯車のアイコン「設定」をクリックすればパソコンに関する設定ができるようになったのでそこまで必要ではないと思われるかもしれません。
が、Windows10よりも前のパソコンを使っていた方にとっては、パソコンの設定=コントロールパネルと認識されているので、コントロールパネルが見つからない=パソコンの設定ができないと思う方も多いようで、コントロールパネルで設定していた項目がWindows10の設定のどの項目なのかが分かりづらいとおっしゃる方もおられました。
Windowsのコントロールパネルのほうが細かく設定できるところもあるのですが、通常は「設定」を使ってもらってもある程度の設定はできるので、非常用にコントロールパネルの表示方法はおさえておいたほうがいいと個人的には思います。