年賀状のシーズンが近づくと決まって多くなるのがプリンタの不具合。
プリンタを購入した店舗に持ち込むと「直すと高くなるから新しいプリンタを買ったら」と言われることが多いそうです。
確かに一昔前に比べたらプリンタは手ごろな価格になりました。年賀状のシーズンが近づくと家電量販店のチラシもプリンタ推しになるような気がします。
とはいえ、プリンタの買い替えで起こるトラブルもある。そこで、プリンタを買い替える前にチェックしておいてほしいこと、プリンタを選ぶときにチェックしておいてほしいことを書いていこうと思います。
プリンタの不具合にはどんなものが多い?
プリンタの不具合といってもさまざまなものがありますが、インク詰まりが一番多いトラブルです。
インクが詰まっている
印刷がうまくいかないときにやってみてもらいたいのがインクヘッドのクリーニングです。一度クリーニングしただけでは改善しないこともあるので、3度ほどやってみてもらうといいと思います。
できれば、プリンタを使って時々印刷してもらうほうがいいかもしれません。いざ、必要に迫られてプリンタを使おうとしたら印刷できなくなっていたというのが多いんです。なので、ときどき何かしら印刷してもらったほうがいいかと思います。
給紙がうまくいかない
インクが詰まっているのではなく、用紙がうまく給紙されないこともあります。
この原因はいろいろありますが、一番多いのは用紙が詰まってしまったからと無理やり引っ張り出してしまったことで、給紙ローラーが正常に動かなくなってしまうことです。
用紙が詰まっても用紙を無理やり引っ張り出さずに、プリンタについている説明書の方法で用紙を取り出すようにしてください。
パソコンに複数のドライバがインストールされているなら、違うプリンタが設定されているかも
他にもプリンタのドライバが複数インストールされているパソコンの場合、接続されていないプリンタが選択されていることもあります。

プリンタを買い替える前にチェックしておいてほしいこと
いろいろ対応してみたけれどプリンタの不具合が解消されないとなれば、プリンタを買い替えることになると思いますが、プリンタを買い替える前、店頭に向かう前にチェックしておいてほしいことがあります。
パソコンのOS、バージョン、ビット数を調べておく
まず、パソコンのOSとバージョン、ビット数を確認しておいてください。プリンタとパソコンをケーブルで接続するだけで使用することはできません。パソコンにドライバをインストールし、プリンタを接続してパソコンに認識させて初めて動作します。
プリンタのドライバは、パソコンのOS、バージョン、ビット数で選択するものが違います。
パソコンに合わないドライバをインストールしてしまい、プリンタを認識できないトラブルはよく起こります。
店頭でパソコンのOSやバージョン、ビット数を伝えることでプリンタが対応しているかを調べてくれます。ここ、非常に大切です。
パソコンのOSやバージョン、ビット数を調べるには、Windows10の場合、スタートボタンをクリック→設定(歯車のアイコン)をクリック→システムをクリック→バージョン情報で確認できます。
- パソコンのOSとバージョン…Windowsの仕様
- ビット数…デバイスの仕様の中にあるシステムの種類
家にあるプリンタの大きさを測っておく
次に、家にあるプリンタの大きさを測っていくようにしましょう。皆さんも家電を買って家に持って帰って「意外と大きい」とか「収まらない」といった経験があると思います。
店頭に並んでいるものは小さく見えます。これくらいなら収まるだろうとイメージだけで購入せずにしっかり測っていくようにしましょう。
プリンタを置く場所より大きなプリンタを購入すると、プリンタががたつき印刷がきれいにできないことがあります。
買い替えるプリンタを選ぶときにチェックしてほしいこと
ほしいプリンタの印刷サンプルを確認する
プリンタにはそれぞれに印刷結果に特徴があります。黒がしっかりと印刷できるものであったり、発色が良かったり。これはもう好みなので、印刷サンプルを見ておくことをおすすめします。
印刷可能な用紙サイズ(特に小さい用紙)
次に、印刷可能な用紙サイズを確認しましょう。家庭用のプリンタはたくさんの用紙の種類に対応すればするほど大きく、価格が高めになります。
最低でもL版~A4用紙が印刷できるプリンタを選んでおきましょう。
インクが店頭に置いてあるか
あと、プリンタに必須の「インク」。セールになっているプリンタだと製造された年が古いときもあり、古いプリンタだとインクが店頭になくて注文する羽目になることがあります。
プリンタのインクの数もチェックしましょう。最近は6色くらいが多いかもしれませんね。使用するインクの数が多ければ多いほどきれいに印刷できますが、その分だけコストがかかりますね。
できれば、そのプリンタに対応したインクも合わせてチェックしておきましょう。
話は逸れてしまいますが、プリンタの不具合の原因で一番多いのがインク詰まり。この原因は純正のインクを使っていなかったというのがほとんど。
プリンタに不具合が発生したときに純正のインクを使っていないと、保証期間中であっても保証の対象から外れてしまうことがあります。
とはいえ、コストがかかるので互換性のあるインクを使いたい気持ちはよく分かりますので、インク詰まりをしたときに保証されないことがある、そのことだけは十分に理解しておいてもらいたいと思います。
話を元に戻して。
最近のプリンタにはケーブルが同梱されていないことが多い
最近のプリンタは、パソコンと接続するケーブル(USBケーブル)が付属していないことが多いです。
プリンタを買い替えるときに家にあるケーブルを使わないのであれば、別途購入する必要があるかを確認するようにしましょう。
プリンタを買い替えるときにチェックしてほしいことのまとめ。
冒頭にも書きましたが、プリンタに不具合が起き、購入した店舗に持って行って見てもらうと「買ったほうが安いから買い替えた方がいい」と言われることが多いようです。
じゃあ、買い替えるかとなるかと思いますが、その場でパッと決めずに上に挙げたことをチェックしておくとプリンタの買い替えがうまくいくと思います。
昔に比べて手ごろな価格になったプリンタ。年賀状シーズンは特にプリンタの買い替えが多くなるし、プリンタのセールも多くなります。
使いたいときに使えないと非常に困るのがプリンタです。できれば定期的に何かしら印刷しておくと、いざ印刷しなければならないときに印刷できなくて困ることは減ると思います。