Excelで関数「ASC」を使って全角→半角にしたらカタカナも半角になってしまう

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高齢者のためのエクセル教室
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以前、Excelで全角・半角に統一されていない数値を全角または半角にする方法として関数を使う方法をご紹介しましたが、セル内にカタカナが入っていると、数値を半角にする「ASC」を使うとカタカナが半角カタカナになってしまうのをどうしたらいいと問い合わせいただきました。

この記事では、セルに全角数字とカタカナが入っているものを、全角数字は半角数字に、カタカナは半角にしないようにする方法を書いていきます。

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Excelで関数「ASC」を使った時、全角数字は半角数字にするけれどカタカナは全角のままにしたい

ASCを使うと数字だけじゃなくカタカナも半角になる

下の図のような文字が入ったセルがあったとします。数字は全角でカタカナも入力されています。

このセルに関数「ASC」を使うと

数字は半角になりますが、カタカナも半角になってしまいます。

関数「PHONETIC」を使って半角になってしまったカタカナを全角に戻す

そこで、ふりがなを出すときに使う関数「PHONETIC」を使い、ASCで半角になってしまったカタカナを全角に戻します。

そのためには、ASCで半角にしたセルをコピーし、別のセルに「値」だけ貼り付ける操作が必要です。

ASCで求めたセルを選択、「ホーム」タブの「コピー」ボタンをクリックしてコピーし、

何も入力されていないセルを選択、「ホーム」タブの「貼り付け」ボタン下にある▼をクリック、「値」をクリックして貼り付けます。

貼り付けたセルの右側のセルをクリックし、関数「PHONETIC」を挿入、値を貼り付けたセルを選択し、OKボタンをクリックします。

半角になっていたカタカナが全角になりました。

この操作のためにいくつかのセルを使ってきましたので、数字は半角、カタカナは全角になった結果を本来表示したいセルに「値」として貼り付け、不要なセルは削除していきます。

数字は半角、カタカナは全角になったセルを選択し、「ホーム」タブの「コピー」ボタンをクリック、

結果を貼り付けたいセルを選択し、「ホーム」タブの「貼り付け」ボタン下の▼をクリック→「値」をクリックします。

後は不要になったセルを削除します。

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ASCという関数は数字を半角にするだけではなく、英字やカタカナも半角にすることができます。ただ、カタカナを半角にするというのはあまりないことなので、ふりがなを取り出す関数「PHONETIC」を使うことでカタカナを全角として取り出す操作がひとつ増えます。

できれば、入力時に英字・数字・カタカナはどう入力するかルールを決めておくとこういった変換の作業はしなくてもいいのですが、入力していると忘れてしまうこともあります。

関数を使ってどちらかに統一する方法があること、全角にするJISには関係ありませんが、半角にするASCを使う時にはセル内にカタカナがある場合、カタカナも半角になるということをお伝えしておきます。

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