Excelで、引いた罫線の太さを変えることはできないのか?と質問いただくことがあります。
Wordでは線の太さを「pt」という単位で調整できますが、Excelで線の太さをptという単位で調整することはできません。
Excelではあらかじめ決まっている罫線の形・太さから選んで設定するようになっています。そして、罫線の形・太さを選択するには、[ホーム]タブにある「罫線」ボタンをクリックし、任意のものを選択するか、「その他の罫線」で任意のものを選択するかになります。
この記事では、Excelでの基本的な罫線の引き方と「その他の罫線」を使った罫線の引き方について書いていきます。
Excelでの基本的な罫線の引き方
罫線を引きたい範囲を選択し、罫線ボタンをクリック→任意の罫線スタイルをクリックする
罫線を引くには罫線を引きたい範囲を選択し、[ホーム]タブにある「罫線」ボタン横の▼をクリック、任意の罫線スタイルをクリックします。Excelでよく使われる罫線スタイルは「格子」になります。

罫線を引くとき、『セルをどう選択するか』が大事
先ほどは作成した表全体を選択し、格子を選択しましたが、たとえば、表の外回りの罫線だけを太くしたいときはどうすればいいでしょうか。
Excelで罫線を引くときは、『どこに』罫線を引くかがポイント。
表の外回りの罫線だけを太くしたいなら表全体を選択→[ホーム]タブにある「罫線」ボタン横の▼をクリック→「太い外枠」をクリックします。


では、1行目の下の罫線を太くしたいならセルをどう選択し、どの罫線スタイルを使えばいいでしょうか。
1行目と2行目の間の罫線を太くしたいので、1行目のセルを選択した状態で、[ホーム]タブにある「罫線」ボタン横の▼をクリック→「太い外枠」をクリック、ですね。

セル単位で罫線を細かく設定したいなら「その他の罫線」を使おう
たとえば、2・3・4行目の線を点線にしたいとすると、セルをどう選択し、どの罫線スタイルを設定するといいでしょうか。
この場合は、罫線を細かく設定できるほうが効率がいいので、2・3・4行目を選択した状態で、[ホーム]タブにある「罫線」ボタン横の▼をクリック→「その他の罫線」をクリックします。

セルの書式設定画面が開いてくるので「罫線」タブが開いていることを確認し、線にあるスタイルの点線(左の上から3つめ)をクリック

罫線のところで赤く囲った辺りにある線にマウスポインタを合わせてクリック、点線に変わったらOKボタンをクリックします。

2~4行目の間の罫線だけが点線になりました。

Excelで罫線を引くには、どうセルを選択し、選択した範囲にどの罫線するかがポイントになります。
ちなみに、罫線のスタイルを確認すると、格子に使われるのは左側の一番下にある線、太い外枠は右側の下から3番目の線、それよりも太い罫線を引きたいなら右側の下から2番目の線となります。
