「Excel」〇の数を数える。数える関数の使い方

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Excelで作成した名簿にイベント参加者には〇を入力したものがあり、〇の数を数えれば参加者数が分かるので〇を数える方法を教えてほしいと問い合わせがありました。

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Excelで〇の数を数える前に知っておきたいこと

数えたい範囲に数えたいもの以外入力されていない?他のものも入力されている?

Excelで特定の文字列を数えるには関数を使います。数える関数にはいくつか種類があります。数えたい範囲に数えたいもの以外何も入力されていない場合に使う関数と、数えたいもの以外にも入力されているものがある場合に使う関数があります。

問い合わせいただいた方が作成した名簿には数えたい範囲には〇以外入力されていなかったので、空白以外のセルを数える関数「COUNTA」で対応可能ですが、もし、数えたい範囲に〇以外のもの、たとえば△や×などが入力されている場合は、指定した文字列を数えることができる関数「COUNTIF」を使います。

Excelで下のような表を作成し、〇の数を数えてみます。総会の列には〇以外入力されていません。懇親会の列には〇以外に×も入力されています。

Excelで数えたい範囲に〇だけが入力されているなら空白以外のセルを数える「COUNTA」を使う

上の表の総会の列には〇以外、何も入力されていないので空白以外のセル、何かしら入力されているセルを数えることで〇の数を数えることができます。

数えた〇の数を出したいセルを選択した状態で数式バーの左にある「関数の挿入」ボタンをクリックします。

関数の挿入画面が開いたら、関数の分類横にある▼をクリック→「統計」をクリックし、関数を絞り込みます。

関数名の中から「COUNTA」を探してクリック、OKボタンをクリックします。

COUNTAの引数画面が開きます。値1の枠内にカーソルがあることを確認し、総会の列で数えたい範囲をドラッグして選択、OKボタンをクリックします。

総会の列で〇が入力されている、空白ではないセルの数を数えた結果が表示されます。

Excelで数えたい範囲に〇以外のものも入力されているなら〇を指定して数えることができる「COUNTIF」を使う

次に懇親会の列です。この列には〇以外に×も入力されています。先ほど使用したCOUNTAで数えてみると〇は3つなのに結果は5になっていますね。COUNTAは空白ではないセル、何かしら文字が入っていれば1と数えますので、×も含んだ結果になります。

数えたい範囲に〇以外のものが入力されているところでは、COUNTAではなくCOUNTIFを使って数えるものを指定して(〇と指定する)数えます。

COUNTIFも数式バーの左にある「関数の挿入」ボタンをクリックします。

先ほどと同じように、関数の分類は「統計」になりますが、関数名はCOUNTIFをクリックしてOKボタンをクリックします。

関数の引数画面が開いたら、数えたい範囲をドラッグで選択し、範囲にドラッグしたセル番号が入力されたのを確認、

検索条件にはキーボードから〇と入力し、

範囲の枠内にマウスポインタを合わせてクリックすると、先ほど入力した〇の両端に”(ダブルクオーテーション)が付きます。〇の両端に”が付いたのを確認し、OKボタンをクリックします。

範囲内に入力されている〇の数を数えることができました。

では、×の数も同じようにCOUNTIFを使って数えてみましょう。

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ExcelのCOUNTIFを使って〇の数を数えようとしたら0と出た?!

同じに見えても漢数字の〇か記号の〇かで正しく数えられないことがある

以前、別の人から「範囲で指定したところには間違いなく〇が入っているのに検索条件に〇と入力しても0と出る」と問い合わせがあったことがあります。

下の図では〇が2つ入っているのですが、この範囲を指定してCOUNTIFで〇の数を数えたら2と出るはずが1と出ています。

上はそうなるようにしたので極端な例ですが、この2つの〇、上が漢数字の〇、下が記号の〇なんです。

まると入力して変換したときに漢数字または記号のどちらで確定したか、検索条件に漢数字の〇か記号の〇、どちらで変換したかによって結果が違ってきます。

COUNTIFで〇の数を数えたとき、数えた結果が違う場合はおそらくこれが原因かと思われます。見た目は似ていますが、文字としてはまったく別のものになるので漢数字か記号、どちらかに統一すると正しく数えることができると思います。