Excelで会計報告・収支報告を作成していると計算結果がマイナスになることがあります。計算自体はそれで間違いないので問題ないのですが、-(マイナス)の代わりに△を付けたいといわれることがあります。
この記事では、計算結果がマイナスになった場合、-(マイナス)ではなく、△を付ける方法をご紹介します。
Excelでマイナスの値に△を付けるには?
Excelで、A1のセルに入力した値からB1のセルに入力した値を引いたとき、計算結果がマイナスになるので下のように-(マイナス)がついた表記になります。

上の画像では、入力した数値に桁区切りが入っていませんでしたが、A1からC1までを範囲選択し、【ホーム】タブの数値にある「桁区切りスタイル」のボタンで桁区切りを設定すると、マイナスの値が赤文字で表示されます。

Excelでは、数値に桁区切りを設定すると、文字が赤くなり先頭に-(マイナス)がつくようになっています。
セルの表示形式を変えて-(マイナス)を△に変える
問い合わせいただいた-(マイナス)を付けずに△を付けるには、セルの書式設定にある表示形式を使います。
-(マイナス)がついているセルを選択し、【ホーム】タブの数値にある「表示形式」をクリックし、セルの書式設定画面を開きます。
セルの書式設定画面が開いたら【表示形式】タブが選択されていることを確認、左側の分類が「通貨」に、負の数の表示形式が赤字で「-1,234」になっていることを確認します。

通貨の「負の数の表示形式」の中には△がついているものがないので、分類を切り替えます。
左側の分類から「数値」をクリック、「負の数の表示形式」の中にある「△1,234」をクリックしてからOKボタンをクリックします。

マイナスの計算結果になったら、‐(マイナス)ではなく△がつくようになりました。

この記事では、Excelで求めた計算結果がマイナスになった場合、-(マイナス)を付けずに△を付ける方法をご紹介しました。
ちなみに、数値の負の数の表示形式には「△1,234」の他に「▲1,234」もあります。
△か▲、どちらを使えばいいのか調べてみたところ決まりはないとのことでしたので、どちらでもよいようです。