書店に勤める友人からExcelにISBNコード(書籍や雑誌の裏表紙に印字されているバーコードについている13桁の数字のこと)
書店に勤める友人から「ExcelにISBNコードを入力したらE+12と出てしまってどうにもならない」と電話がかかってきました。
試しにできるCopilot in Windows (できるシリーズ)のISBNコード「9784295018841」を入力し、

Enterキーでセルを確定させると、9.87412E+12と小数点の表示のあとに「E+12」と表示されます。

もう一度、9.87412E+12と表示されたセルを選択し、数式バーを確認してみると先ほど入力したISBNコードが正しく入力されていることが確認できました。

実は、Excelは桁数の多い数値を入力するとこのような表示になります。
この記事では、Excelで桁数の多い数値を入力すると「E+12」などといった表示になる理由と対処法について書いていきます。
Excelで「E+12」と表示される理由
Excelで「E+12」と表示されるのは指数表示
Excelで「E+12」と表示されるのは「指数表示」と呼ばれるもので、セルの表示形式が「標準」になっているセルに数値を入力した際、桁数が12桁以上になると自動的に指数表示になります。
Excelで数値を12桁以上入力しても指数表示にならないようにするには?
セルの表示形式を「標準」から「数値」に変更すれば正しく表示することができる
指数表示になったセルを選択した状態で、「ホーム」タブの「数値」にある▼をクリック、「数値」をクリックすれば、指数表示ではなくなり数字すべてが表示されます。


今回は13桁のISBNコードを入力したかったのでセルの表示形式を標準から数値に変更しましたが、桁区切りを設定してもよければ、【ホーム】タブにある「桁区切りスタイル」ボタンをクリックすれば、すべての数字に桁区切りを入れて表示させることができます。

桁数が多い数字といえば、電話番号や携帯電話番号がありますが、どちらも12桁以上にはならないので上のように「E+〇」というような表示にはなりませんが、000-0000-0000のように携帯電話番号や固定電話番号など0で始まる数値をハイフンなしで入力すると先頭の0が消えてしまいます。
電話番号や携帯電話番号など「0(ゼロ)」で始まる数字をハイフンなどを使わずに入力する場合は、【Excel】携帯電話番号を入力したい。00000000000と入力したら000-0000-0000となるようにしたいのページを参考に、セルの表示形式を変更してみてください。