Excelでセルに色を付けるには「ホーム」タブにある「塗りつぶしの色」をクリック、任意の色をクリックします。
またセルの色を消すには「ホーム」タブにある「塗りつぶしの色」をクリック、「塗りつぶしなし」をクリックします。
ところが、「ホーム」タブにある「塗りつぶしの色」をクリック、他の色をクリックしても、「塗りつぶしなし」をクリックしても、セルの色が変わらなかったり色が消えなかったりすると質問いただきました。
この記事では、セルを選択し塗りつぶしの色を変えても、塗りつぶしなしにしても色が変わらなかったり消えなかったりする原因とその対処法について書いています。
Excelでセルの色を変えられない、塗りつぶしなしをクリックしても色が消えないのはなぜ?
セルに条件付き書式が設定されているとセルの塗りつぶしで色を変えたり消したりすることができない
セルを選択し「塗りつぶし」ボタンをクリックして別の色をクリックしても、セルの色を消すため塗りつぶしなしをクリックしても色が変わったり消えなかったりするときに考えられる原因はそのセルに条件付き書式が設定されているから、かもしれません。
条件付き書式が設定されているかを確認するには?
セルに条件付き書式が設定されているかを確認するには、「ホーム」タブにある「条件付き書式」ボタンをクリック、「ルールの管理」をクリックします。
「条件付き書式ルールの管理」に何か入っていれば条件つき書式が設定されています。今回、ご質問いただいたケースの場合、「セルが空白の値」のときは色をつけるという条件が設定されていました。
確認できたら、「閉じる」ボタンをクリックし、条件付き書式ルールの管理画面を閉じます。
セルの値が入っていないセルを選択、空白だとセルに色がつくので試しに数字の5を入れてみるとセルについていた色が消えました。
セルの色が消えない、またはセルの塗りつぶしをなしにしても色が変わらないときは、条件付き書式が設定されていないかをチェックしましょう。
条件付き書式を解除するには?
条件付き書式が設定されているセルを選択した状態で、「ホーム」タブにある「条件付き書式」ボタンをクリック、「ルールの管理」をクリックすると選択されているセルに対して設定されている条件付き書式が確認できます。
不要なルールであれば、ルールをクリック、「ルールの削除」ボタンをクリックすれば条件付き書式を解除することができます。
この記事では、セルの色を変えたくても変えられない、塗りつぶしなしをクリックしてもセルの色が消えないときは、条件付き書式が設定されていないかをチェックしてみましょうというものでした。
これとは別でよく質問いただくのがWordで文字についた背景の色が消えないという事例もあります。