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Excel(エクセル)で毎日の支出を費目ごとに入力できる家計簿を作りたい

高齢者のためのエクセル教室
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Excelで家計簿を作りたいとご相談いただきました。

家計簿といってもいろいろな作り方があるので、どんな家計簿を作りたいかお聞きしたところ、下の図のように、日ごと、費目ごとに入力する形がいいとのことでしたので、作り方をご紹介することにしました。

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Excelで日ごと費目ごとに入力できる家計簿を作ってみよう

Excelで行ごとに費目、列ごとに日付が入った、下の図のような家計簿を作るには、年と月を入力すれば、日付と曜日が更新されるような仕組みづくりと、費目ごと、日付ごとの合計が自動的に求められるように計算式を入れた表を作成します。

さらに、表幅が広く画面をスクロールしないと見られなくなるので、ウィンドウ枠の固定を用いて、費目、日付が常に見えるようにしていきます。

家計簿に必要な項目を入力する

下の図を見本に、必要な項目を入力していきます。

年と月を入力すれば自動的に日付と曜日が更新される仕組みを作る

年と月を入れ替えれば自動的に日付と曜日が更新される仕組みを関数を使って作っていきます。

ダミーとして、年と入った左側のセルに「2025」、月と入った左側のセルに「1」と入力しておきます。

日付を入れたいセルをクリックして選択し、数式バーの左側にある「関数の挿入」ボタンをクリックします。

関数の挿入画面が開いたら、分類の分類にある▼をクリックして「日付/時刻」をクリック、

「関数名」の一覧から「DATE」をクリックして選択し、OKボタンをクリックします。

関数の引数画面が開きます。「年」「月」「日」と入力する枠があります。「年」の枠内をクリックしてカーソルを出してから、「2025」と入っているセルにマウスポインタを合わせてクリックします。

次に、「月」の枠内をクリックしてカーソルを出してから、「1」と入力されているセルにマウスポインタを合わせてクリックします。

「日」の枠内をクリックしてカーソルを出し、キーボードで「1」と入力してOKボタンをクリックします。

これで、2025/1/1と入力することができたのですが、表記は「1」としたいので表示形式を変更します。「ホーム」タブにある「表示形式」をクリックします。

セルの書式設定画面が開きます。「表示形式」タブが開いていることを確認し、左側の分類から「ユーザー定義」をクリックして選択、種類の枠内に「yyyy/m/d」と入っていることを確認します。

日の部分だけを表示したいので、「yyyy/m/」の部分を削除し、「d」だけを残してOKボタンをクリックします。

2025/1/1となっていたのが1になりました。

2日目以降は、ひとつ前(ひとつ左)のセルの値に「1」を足すという計算式を入れます。

3日目以降の日付は、2日目に入力した計算式をオートフィルでコピーします。2日目の入ったセルを選択、右下の■にマウスポインタを合わせて、

「31」となるまで右方向へドラッグします。

日付の入力ができたら、関数を使って日付に合わせて曜日が自動更新されるようにしていきます。

曜日を表示するにはTEXTという関数を使います。

曜日を入力したいセルをクリックして選択、数式バーの左にある「関数の挿入」ボタンをクリックします。

関数の挿入画面が開きます。関数の分類にある▼をクリック、文字列操作をクリックします。

関数名の一覧から「TEXT」を探してクリック、OKボタンをクリックします。

関数の引数画面が開きます。「値」と「表示形式」の枠があります。値の枠内をクリックしてカーソルを出してから、先ほど求めた日付の入ったセルをクリックして選択、

表示形式の枠内をクリックしてカーソルを出してから、「”aaa”」と入力してOKボタンをクリックします。

2025年1月1日の曜日(水)を求めることができました。

あとは、日付の分だけ曜日を求めたセルを選択し、右下の■にマウスポインタを合わせて日付の分だけドラッグすれば、曜日を入力することができます。

これで、年と月を入れ直せば、日付と曜日が自動更新される仕組みができあがりました。

試しに、月の左に入力されている「1」を「2」に入れ替えてみると、日付と曜日が自動更新されます。

大きな表には「ウィンドウ枠の固定」を使うと項目が常に見えるようになる

このように表が大きくなると、スクロールすると費目が見えなくなってしまいます。そこで覚えておきたいのが「ウィンドウ枠の固定」です。

この表の場合、費目を常に表示させたいので、費目の入った列の右側(この表の場合、食費と入った右側のセル)を選択した状態にして、【表示】タブをクリック、「ウィンドウ枠の固定」ボタンをクリック、「ウィンドウ枠の固定」をクリックすると、

画面を右にスクロールしても常に費目が見える状態になります。

日付ごと、費目ごとに合計を求める計算式を入れる

最後に、日付ごと費目ごとに合計を求める計算式を入れれば完成です。

Excelで合計を求めるには【ホーム】タブにある「オートSUM」ボタンを使います。

1日の合計を求めたいので「日計」と入力されている右側のセルをクリックして選択、【ホーム】タブにある「オートSUM」ボタンをクリックしてみます。

オートSUMボタンをクリックすると、合計する範囲を自動選択してくれるのですが、下の図のように自動選択されません。

これは、表内にデータが入っていないため、合計する範囲を自動選択できないからです。

このように、データが入っていない表で計算式を使う場合は、下の図のように自分で合計したい範囲をドラッグして選択、キーボードのEnterキーを押して計算式を確定させます。

1日目の計算式が入力できたら、1日目の計算式が入ったセルをクリックして選択、右下の■にマウスポインタを合わせて右方向へドラッグします。

同様に、費目ごとの合計もデータが入っていないため、同じように操作します。

これで、費目ごと・日付ごとに入力することができる家計簿を作ることができました。

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この記事では、日付ごと費目ごとに入力することができる家計簿の作り方をご紹介しました。

年や月を入れ替えるだけで日付や曜日が自動更新される仕組みづくりと大きな表を作成したら常に見えるようにするためのウィンドウ枠の固定の方法も合わせてご紹介しました。

家計簿を作るには、現金出納帳のような作り方もあります。

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