過去記事で収支の集計を行うために現金出納帳の作り方を書きましたが、収支の科目を毎回入力せずにリストから選択して入力する形にして、入力に書ける時間を軽減したいと思います。
Excelのリスト入力は「入力規則」を使う
セルをクリックするとリストが表示され、リストの文字をクリックすれば入力できるリストのことをExcelではドロップダウンリストと呼んでいます。
Excelでセルを選択してリストを表示させて入力するようにすると、入力にかかる時間と入力ミスを減らすことができるのがメリットだと思います。
Excel2016でリスト入力ができるようにするには
Excelのドロップダウンリストを設定するには、ドロップダウンリストを使いたいセルをすべて選択した状態にします(下の図の赤枠の部分)
「データ」タブをクリック→「データの入力規則」横の▼ボタンをクリック→「データの入力規則」をクリックします。
データの入力規則画面で「設定」タブが開いていることを確認し、「入力値の種類」の▼をクリック→「リスト」をクリックします。
「元の値」の枠内でクリックします。
科目ごとの集計に使用するセルをリストとして併用したいので、ドラッグして範囲選択します。
リストに使用したい科目が選択できたらOKボタンをクリックします。
最初に選択していた範囲すべてにドロップダウンリストが設定できました。2月1日の科目を入力したいセルをクリックしてみてください。セルの右端に▼が表示されているでしょうか。
セルの横に▼をクリックすると、先ほどリストに設定した科目が読み込まれてリスト表示されています。リストの中で使用したい科目をクリックすれば入力できます。
別のシートにリストに使いたい文字が入力されていても入力規則として設定できる
今回は、同じシートにリスト入力に使いたい文字列が入力されているので併用できましたが、別のシートに科目が入力されている場合でもリストに使用することはできます。
例として、現金出納帳のシートと科目のシートがあるとします。
現金出納帳のシート(Sheet1)
科目のシート(科目)
リスト入力がしたいセルを選択した状態で、「データ」タブをクリック→「セルの入力規則」ボタンをクリック→「セルの入力規則」をクリックします。
セルの入力規則画面で、「入力値の種類」の▼をクリック→「リスト」をクリック、「元の値」の枠内でクリックしてカーソルを出した状態で、科目の入っているシート「科目」をクリックします。
科目の入っているシート「科目」に入力されている科目をすべてドラッグして範囲選択したあと、元の画面に戻ったらOKボタンをクリックします。

Excelでセルをクリックしたらリストが表示されて入力できるようにするには「入力規則」の「リスト」を使おう
Excelでセルをクリックすればリストが表示され、リストの中の文字をクリックすれば入力できるようにするには「入力規則」を使います。
Excelで入力規則を使用したセルを選択すると、セルの右側に▼が表示されるようになります。▼をクリックすればリスト入力の一覧が表示されるのでクリックすれば入力できるようになります。
入力規則に使用するセルは同じシートである必要はなく、別のシートに入っているセルも使用できますし、元の値に直接、「カンマ」で区切って入力してもOKです。