昔、教室に通われていた方から「廃インクがいっぱいになりかけています」と表示されるようになったと電話がかかってきました。
プリンタに「廃インクがいっぱいになりかけています」と表示されたら
インク吸収体は自分で交換しないほうがいい
プリンタにはインク吸収体というのがあってそれがもうすぐいっぱいになるよというお知らせです。このインク吸収体がいっぱいになると印刷ができなくなります。
ネット上には廃インクがいっぱいになった場合の対処法としてエラー表示を解除する方法などが紹介されていますが、エラー表示が消えるだけで、実際には吸収体がいっぱいになっている状態は変わりません。
エラー表示を解除する方法で、エラーを表示させないようにして使い続けていると、プリンターからインクが漏れ、とんでもない状態になってしまうことがあります。
じゃあ、インク吸収体を交換すればいいんじゃないか、となりますが、インク吸収体は自分で交換することはできないとありますので、できれば修理に出した方がいいと個人的には思います。
ただし、インク吸収体の交換できるのは、その時点で修理対応可能なプリンタに限られます。つまり、修理対応期間が終わってしまったプリンタは交換できないということになってしまいます。
とはいえ、プリンタ本体の保証期間を超えていると修理代金は結構な額になります。個人的にはこの時点で新しいプリンタを購入された方がいいのではと思います。
プリンタの買い替えサービスがあるメーカーもある
お電話いただいた方が使っていたのはCanonのプリンタでした。
Canonにはキヤノンのインクジェットプリンター買い替えサービスというのがあるのをご存じでしょうか。
プリンタ本体を下取り、キヤノンで使えるポイントやクーポンを提供してくれるサービスで、2年間というメーカー保証が付いています。通常、メーカー保証は1年なので2年というのはありがたいです。さらに期間内であれば無償で引き取り修理してくれるとあります。
キヤノンの「らくらく買い替え便」を使ったという方のレビュー(体験記のようなもの)がありましたので、こちらをお読みいただけるとイメージしやすいかと思います。
プリンタに廃インクがいっぱいになりかけていますと表示されたら、のまとめ
プリンタに廃インクがいっぱいになりかけていますと表示されたら、まずはそのプリンタが保証期間内かどうかを保証書などで確認しましょう。
もし、保証期間が過ぎていても修理対応期間中であればインク吸収体が交換(有償)できますが、費用は結構お高めで、市販されている安価なプリンタを買えるくらいになってしまいます。
もし、4年以上使っているというのであればこの機会に新しいプリンタの購入を検討されたほうがいいのかなと個人的には思います。
キヤノンのプリンタをお使いであれば「らくらく買い替え便」というのを使って新しいプリンタを購入するという手もあります。
廃インクがいっぱいになりかけていると表示されるようになってもすぐに印刷できなくなるわけではありませんが、修理もしくは買い替えを検討されることをお勧めします。