パソコン教室の休憩時間、知り合いから送られてきた(Excelで作った)表を印刷したら、一部分しか印刷されない。プリンターがおかしいのか、と質問されました。
一部分しか印刷されないというExcelファイルを開いていただきつつ、印刷した表を確認すると確かに表の一部分しか印刷されていませんでした。
この記事では、Excelで作成した表を印刷したとき、表の一部しか印刷されない原因と対処法を書いています。
Excelで印刷したら一部分しか印刷されないときに考えられる原因は?
Excelで一部分しか印刷されないときに見て確認したいところがある
まず、下の図の「名前ボックス」の▼をクリックしてみましょう。

下の図のように名前ボックス横の▼をクリックしたとき、Print_Areaと表示されていたら「印刷範囲」が設定されているということが分かります。

Excelの「印刷範囲」とは、選択した範囲だけを印刷し、選択していない範囲は印刷しないようにするものです。
Excelで印刷範囲が設定されている場合の解除方法は?
「印刷範囲のクリア」で印刷範囲を解除すればすべてを印刷することができる
作成したすべてを印刷したいなら、設定されている印刷範囲を解除します。
「ページレイアウト」または「レイアウト」タブをクリック、「印刷範囲」ボタンをクリック、「印刷範囲のクリア」をクリックすれば、設定されている印刷範囲を解除することができます。

Excelの印刷範囲はどんな時に使うの?
印刷範囲と聞くと、Excelで表を作成したら必ず設定するものだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Excelの印刷範囲というのは、表の中で印刷する必要がないところがあるときに設定します。
作成した表すべてを印刷するのであれば、特に印刷範囲を設定する必要はありません。
たとえば、下の図の赤く囲ったセルは印刷しなくてもいいと仮定します。ということは、赤く囲っていないところだけを印刷するようにしたいので、印刷範囲を赤く囲っていないところにだけ設定します。

印刷したいところ(赤く囲っていないところ)を範囲選択し、「ページレイアウト(またはレイアウト)」タブをクリック→「印刷範囲」ボタンをクリック→「印刷範囲の設定」をクリックして印刷範囲を設定します。


ちなみに、Excelで印刷するときには今回ご紹介した印刷範囲以外にも、様々な印刷設定があります。Excelの印刷設定については別記事にまとめてあります。お時間のある時に見てもらえたらと思います。