毎月2度のパソコン相談会で、「Wordで表を作ったらExcelで作ってと言われた。最初から作り直さなければいけないのか」と相談がありました。
Wordで作った表をコピーし、Excelに貼り付ければいいので作り直す必要はありません。
ただし、Wordで作った表をコピーしてExcelに貼り付けると、Wordの表に設定してある書式のままコピーしてしまうので、うまく貼り付けられないことがあります。
極力、Excelでの修正作業が必要ないように、Wordの表に設定してある書式を含めず貼り付ける方法をご紹介します。
Wordで作成した表をExcelに貼り付ける方法
手順としては、Wordを起動しExcelにコピーしたい表をコピーし、Excelを起動して貼り付ける流れになります。
Wordで作った表をコピーする
Wordの表を選択した状態で、「ホーム」タブの中にある「コピー」ボタンをクリックします。
これで、Wordで作った表をコピーすることができました。
Excelを起動し、表を貼り付ける
Excelを起動し、表を貼り付けたい場所(一番左上のセル「A1」)をクリックし、
「ホーム」タブの中にある「貼り付け」下の▼をクリック→「貼り付け先の書式に合わせる」をクリックします。
あとは、Excel上で罫線を引いたり列幅などを調整したりして見栄えを整えていきましょう。
Excelの「貼り付けオプション」とは
Excelの「ホーム」タブの中にある「貼り付け」には、「元の書式を保持」と今回使用した「貼り付け先の書式に合わせる」があります。
「元の書式を保持」とは、コピー元、今回の場合はWordで作った表に設定してある書式を保持した状態で貼り付けることができます。
「貼り付け先の書式に合わせる」とは、Wordで作った表を貼り付けようとしているExcelに設定してある書式に合わせて貼り付けることができます。
上の例だと貼り付けた後、罫線がありませんでしたが、それはExcelには貼り付けている現時点で設定してある書式は、フォントと文字サイズのみで罫線が引かれていなかったので、その書式に合わせて貼り付けたということになります。
Word2016で作成してある表をExcel2016にコピーするポイント
Word2016で作成してあった表をコピーし、Excel2016に貼り付けるときは、通常の貼り付けではなく、「貼り付けオプション」の「貼り付け先の書式に合わせる」を使うと、Wordで設定してあった書式を解除してExcelの書式に合わせて貼り付けられます。
また、Excel2016で作成してある表をWord2016に貼り付ける方法については別記事に書きました。

WordのほうでExcelを直接編集できる「ワークシート」を挿入する方法もあります。
