定年後、趣味で始めた登山を楽しんでおられる70代前半の男性から

今まで登った山を記録に残したい。できれば会員のみなさんに見てもらえるようにしたい
と相談されました。
この方、パソコン操作はお得意で登山の会の会報を毎月Wordで作り印刷して郵送したり、メールに添付して送ったりされていました。
文章を書いたり写真を撮ったりすることに慣れておられたこと、パソコン操作自体を負担に感じずにできそうだなと思ったので、

ホームページを作ってみませんか?
と提案してみました。

先生、それは無茶だよ。ホームページなんて作れっこないよ。
と言われました。あまりに唐突な提案でした。が、一昔前なら確かに難しく専門性が高いものだったホームページの作成は、ある程度のスキルや知識があれば専門知識がなくても作ることができるようになったのです。
同じようにインターネットを使った情報発信と言えば「ブログ」や「SNS」もありますね。でも、それらを勧めず、ホームページを作りませんかと提案したのにはわたしなりの理由があったのです。
では、その理由を書く前に、ホームページとブログ、SNSのそれぞれを比較してみます。
ホームページとブログ、SNSを比較してみよう
ホームページとブログは「誰でも」見ることができ、SNSは会員制
ホームページとブログはそのアドレス(URL)を知っていれば、パソコンやスマホからアドレスを入力し直接見ることができますし、アドレスを知らなくても検索エンジン(GoogleやYahoo!JAPAN、Bingなど)でキーワードを入力し、検索結果に表示されれば見ることもできます。
反対にSNSの多くは会員登録が必要で、会員同士が交流するのが主な目的となっています。SNSはその設定次第ではそのSNSを利用している人だけが見ることができるようになっているため、検索エンジンで検索した結果に表示されません。
ホームページは情報の母艦、ブログやSNSは情報の履歴
ホームページは情報を分類し、目的に応じてページを切り分けることができ、ブログやSNSは投稿した情報が時系列に並ぶ特性があります。
たとえば、お店のホームページとブログ、SNSがあるとします。
そのお店がどこにあるか、営業時間や定休日、どんなお店(コンセプト)なのかという情報を知りたいなら、ホームページのほうが探しやすいです。
また、今日のランチメニューが知りたいならブログやSNSのほうがいいです。というのもブログやSNSはホームページほどがっつりと取り組まなくてもメールを送るような感覚でスマホで更新できるくらい手軽です。
ホームページは変更されない情報を集約しておく母艦のようなもの、日々変わりゆくことはブログやSNSのほうがホームページよりも圧倒的に短時間に、手間をかけずに情報をインターネット上に掲載することができます。
わざわざ見に来てもらうホームページとブログ、見に来てねと自動的に告知できるのがSNS
ホームページやブログは、読み手が自ら見に行く必要がありますが、SNSは自分とつながりを持っている人に対して記事が新しくなったよと自動的に通知が行く(フィードといいます)ようになっています。
ホームページやブログは記事をしっかりと書く必要があります(SEOと呼ばれています)が、SNSは思いついたときに気軽な感じで投稿することができます。
さくっとホームページとブログ、SNSについて比較しましたが、それらを踏まえたうえで今回ご提案したのがホームページだった理由を。
基本的にはどれを選択しても間違いではないですし、インターネットに固執する必要もありません。
ただ、いろいろな人(相談者と接点が無い人)に山の素晴らしさ、登山の楽しさを知ってもらいたいという点、相談者と接点があれば現在も発行を続けている会報を送ることができますが、そうではない人、登山が好きだったり山に関心がある人にも見てもらいたいのであれば、やはりインターネットを活用するのがいいと思いました。
インターネットを使った情報発信の方法として、ホームページやブログ、SNSなどがありますが、ブログとSNSは費用がかかりませんが、ホームページも作成方法によっては費用をかけずに済みます。
SNSを外したのはご自身がSNSを利用しておられないこと、そしてSNSに対して消極的だったことがあげられます。
SNSは基本的に登録だけで利用できますので手軽なのですが、SNSの仕組みとして投稿が少ない人のフィードはなかなか流れづらくなります。せっかく投稿しても読んでもらえないと投稿するモチベーションが下がり、更新を継続させることが困難になります。
以上のことから、登山の会がどんな会だということをホームページにし、毎月発行している会報をホームページからでも見られるようにしていくことをご提案させていただきました。
Jimdoを使えばホームページを作成する知識がなくてもホームページを作成することができる
以上の点を踏まえて打ち合わせた結果、ホームページ作成サービスを使ってホームページを作成し、会報にホームページのアドレスを掲載し、会員にホームページを見てもらえるようにし、毎月発行している会報もPDFファイルで公開することにしました。
今回、使用したのは「Jimdo」というホームページ作成サービスです。
ホームページ作成サービスには初めからメールフォーム(問い合わせをもらうために設置するもの)が付いています。メールフォームを使えば、メールアドレスを公開することなく問い合わせのメールを受け取ることができます。
Jimdoでホームページを開設するには
Jimdoというホームページ作成サービスを利用してホームページを開設するために必要なものは、送受信可能なメールアドレスのみです。
ドメインとは、ホームページの住所のようなもの。当サイトの場合だと、https://senior-ict.infoの赤字の部分のこと。
また、Jimdoはホームページを作る方法が2つあります。自分でデザインを選んで作っていく方法とAIを使って作成する方法です。
ちなみに、Jimdoを使ってホームページを公開するのに必要なスキルはどの程度かと質問されることが多いのですが、環境的にはインターネット回線に接続できるパソコンと送受信可能なメールアドレスがあること。
あとは、文字入力ができる、デジカメで撮影した写真をパソコンに取り込むことができる、ログイン・ログアウトの意味が分かる程度で大丈夫じゃないかと思います。
欲をいえば、写真の容量を小さくできる、ファイル名を変更することができればよりいいかと思います。
登山の記録をホームページに。Jimdoでホームページを公開するサポートをして思ったこと。
ホームページ作成サービス「Jimdo」でホームページの土台を当方で作成させていただき、更新できるように数回サポートさせていただきました。
今では、ホームページがずいぶんと作り込まれて情報が豊富になってきました。支援させていただいたホームページがすくすく育っているのを見るとサポート冥利につきます。
以前は専門知識がなければホームページを公開することはできませんでしたが、今では便利なサービスが登場しましたし、無料でもある程度のことはできるので情報を発信するツールとして「ホームページ」に対する敷居が下がってきたように思います。
インターネットを使って情報を発信しながら蓄積する。いい時代になりましたね。