Excelの「セルの書式設定」にある「表示形式」。
「表示形式」とは、セルに入力された数値をどのように表示するかを設定できるのですが、特に「日付」はよく使う設定です。
この記事では、セルに入力された日付をどのように表示するかを設定する「日付」の表示形式を中心にご紹介していきます。
Excelで「日付は西暦で入力して」と言われたら。元号しか分からなくても大丈夫!
Excelで日付を入力するとき、西暦で入力しなくちゃいけないけれど西暦が分からないことがあります。そんなときは、下の図のように「令和2年4月1日」と手入力してしまいましょう。
「令和2年4月1日」と入力したセルを選択した状態で数式バーを見てみると、ちゃんと西暦が入力されていますね。
Excelで日付を元号付きで入力しても、実際に入力されているのは西暦なのです。これを利用して、日付を西暦で表示させてみましょう。
Excelで日付を元号付きで入力→西暦表示にするには
Excel2016の場合は以下の操作で西暦表示に書式を変更することができます。
「令和2年4月1日」と入力したセルを選択した状態で、「ホーム」タブの中にある「日付」横の▼をクリック→「長い日付形式」をクリックすれば、「2020年4月1日」という書式に変更することができます。

Excelで日付を入力したとき、「〇月〇日」と表示したい
日付を入力すると年月日の「年」まで表示されることがあります。年月日の月と日だけ、例の場合なら「4月1日」と表示したいときは、「その他の表示形式」を使います。
日付が入力してあるセルを選択した状態で、「ホーム」タブの中にある「日付」の横の▼をクリック→「その他の表示形式」をクリックします。
セルの書式設定画面の左側、「日付」が選択されているのを確認し、右側の分類の中から「3月14日」をクリックしてOKボタンをクリックします。
入力した「年」が非表示になり、月日だけが表示されるようになりました。
日付の「日」だけを表示することもできる
入力した日付の「日」だけを入力したいとなると、「1日」と入力している人は多いのではないでしょうか。
「1日」と入力すればただの「1日」、日付を年月日で入力しておき書式設定で「日」だけを表示させておいたほうが日付を元にした計算もできますし、関数を使って隣のセルに曜日を自動的に表示することもできます。

セルの書式設定画面を開き、左側の「ユーザー定義」をクリックし、種類のところを見てみると
となっていますね。@の右側にマウスポインタを合わせてクリックするとカーソルが表示されるのですべての文字を削除し、
と入力し、OKボタンをクリックします。
【Excel】セルの書式設定の表示形式。「日付」の表示形式いろいろ。のまとめ
Excelでは、入力した数値の表示方法を変更できる「表示形式」という設定があります。
表示形式の中でよく使うものに関しては、「ホーム」タブの中にある「書式設定」の中にありますが、詳細な設定を変更するなら、「その他の表示形式」を使います。
Excelの「表示形式」にはいろいろな分類、いろいろな種類が準備されていますので、セルに入力された数値(日付も数値)をどう表示するかを工夫することができます。
また、Excelで日付を入力するとそのセルには日付の書式設定が残ってしまい、入力した数値がすべて日付の形で表示されてしまいます。

今回の記事では、日付の表示形式を中心にご紹介しましたが、他にもいろいろな表示形式を紹介していますので、合わせて読んでいただけたらと思います。

