いよいよ10月。そろそろ「今年も年賀状の準備が始まるね」という声も聞かれるようになりました。
最近は、年賀状を送り合うことも少なくなったと聞きますが、それでも年に一度、新年のあいさつも兼ねて近況を知らせ合うこの習慣を大切にしている人もいらっしゃると思います。
2020年の寄付金付き年賀はがきはどんなもの?いつ発売開始?
2020年の年賀状の販売は、2019年11月1日(金)から販売されますが、2020年の最大イベントであり関心事である「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」にちなんだ寄付金付年賀状が販売されるそうです。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にちなんだ寄付金付きの年賀状は3種類。シンプルなデザインの無地とオリンピックスタジアムが描かれた絵入り、そして東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の大会マスコットがデザインされた特殊印刷が販売されるそうですよ。
そして、年賀状といえばお年玉賞品ですが、今年は東京2020年オリンピックの競技観戦、開会式または閉会式のペアチケットが。さらに、国が勧めているキャッシュレス決済に使用できる電子マネーが登場するとか。
インターネットで年賀状の購入予約ができる
年賀状はインターネットで予約・購入することができます。注文は最小5枚から受け付けてくれ、発売日以降で注文から最短で3日(日・祝祭日を除く)で自宅まで郵便局の局員さんが持ってきてくれるそうです。
年賀状を買わなきゃなーと思いながらつい後回しになってしまうこともありますので、年賀状販売予約をしておくのもいいかもしれませんね。
スマホで年賀状が作成できる
さて、パソコンで年賀状を作っている人も多いですが、最近はスマホで年賀状を作成する人もいらっしゃいますね。
スマホで撮影した写真を使って、スマホで年賀状の通信面を作成、年賀状の注文と一緒に1枚あたり32円(税込)を追加すれば、宛名を印刷してくれるサービスがありました。
年賀状を作るにはいろんな方法がある
また、年賀状の宛名面だけ、もしくは通信面だけをパソコンで作成する人もいらっしゃいます。昨年いただいた年賀状の宛名面は印刷された者でしたが、通信面は絵手紙でした。新年早々あったかい気持ちになったことをよく覚えています。
書店やコンビニエンスストアなどで購入できる年賀状のMOOK版
そういえば、パソコンで年賀状を作るときに書店の店頭で並んでいるMOOK本を使っている人も多いですよね。そろそろ店頭にも並び始めるかもしれませんね。
年賀状のMOOK版を購入しようと考える人から、自分のパソコンにインストールされている年賀状作成ソフトと同じMOOK版を買ったほうがいいんですか?とよく聞かれますが、年賀状作成ソフトとMOOK版は同じものである必要はありません。
自分のパソコンにインストールされている年賀状作成ソフトで宛名面を印刷し、年賀状のMOOK版から好きなデザインを選んで年賀状の通信面に印刷することができるので、年賀状作成ソフトとMOOK版を同じにしなくてはいけないということはありません。
年賀状作成ソフトに入っているデザインが古い。買い替えが必要?
年賀状作成ソフトは購入から2~3年ほどは干支のデザインは豊富にインストールされていますが、3~4年以上が経過すると干支のデザインは急に減ります。「デザインがないから新しい年賀状作成ソフトを買わなきゃね」という人もいますが、年賀状を作成するときに使用できるデザインや素材を無料で配布しているホームページもあります。
それらをうまく活用することで年賀状づくりの幅が広がっていくのでは、と思います。
プリンタが正常に印刷できるかどうかを早めにチェックしよう
プリンタが家にあるという人にお聞きすると、プリンタを使うのは年賀状のシーズンだけという人がよくいらっしゃいます。プリンタは使用頻度が少ないと、インクがきれていたり詰まってしまったりでいざ使おうとしたときに印刷できないことがあります。
プリンタの置いてある場所にもよるのですが、最低でも月に1度は何かしらを印刷し、印刷がきれいにできるかを試してもらったほうがいいと思います。インクの詰まりはクリーニングすれば解決することもありますが、何度クリーニングしても改善しないとなれば修理…となりますが、プリンタを新しく購入したらと勧められることのほうが多いです。
プリンタを買い替えるということはプリンタのセットアップ(パソコンと接続して使えるようにする操作。ドライバのインストールが主)が必要になりますし、今のプリンタに使われているインクが無駄になります。
修理・買い替えしなければならないのを避けるためにも月に一度は何かしらを印刷し、ノズルが詰まるのを避けるようにしましょう。
年賀状をおくるのをやめたい…。どんな言葉で伝えればいい?
ところで、パソコン教室での会話の中で、もうそろそろ年賀状を送るのをやめたいと話題になることがあります。
最近よく耳にするようになった「終活」のひとつだという話でしたが、いきなり年賀状を送らないとか年賀状をもらっても返事を書かないというのは失礼だから、年賀状のやり取りを辞退したいと伝える方法って?という話になりました。
年賀状を送り合うのを辞めたいということを伝える文面ですが、いつもの文面に加えて、
毎年の年賀状も本年限りで失礼いたしたく存じます
誠に勝手ではございますが、今後も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます
本年をもちまして年始のご挨拶を失礼いたします
勝手ではございますがなにとぞご容赦ください
皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたしております
ご無礼をどうかお許しください
勝手ではございますが 今後も変わらずお付き合いいただければ幸いです
などと書かれてはいかがでしょうとご提案させていただきました。
2020年の年賀状はどうする?
年賀状を出さなければならないわけではありませんし、今ではメールやLINEなどといった便利なツールもありますので、新年のあいさつは年賀状にこだわる必要はないかもしれません。
しかし、新年のご挨拶を兼ねて近況を伝え合う年賀状というものの良さというのもあると思います。
それに、パソコンで年賀状を作るというのはパソコンの一連の基本的な操作を使用することになるので、パソコンを使えるようになりたいという方にはお勧めです。
年賀状作成ソフトがパソコンにインストールされていなくても、WordやExcelがあれば年賀状は作成できますし、通信面に限ればインターネットを活用することで見栄えのいいデザインの年賀状を印刷することもできます。
年賀状作成ソフトがインストールされていないなら、ご自身で購入しインストールする作業も行ってみるといいかもしれません。先にも書きましたが、年賀状作成ソフトには数年分の干支デザインしか入っていないことが多いですが、インターネットを活用すれば通信面は印刷できますので、宛名印刷用・住所録管理と割り切って年賀状作成ソフトを購入してみるといいかもしれません。